『サンダーバードでぶっとばせ!!』作品解説

<出演>
橋野・・・・・山本泰弘
栗栖・・・・・佐藤正和
甲斐・・・・・金子伸哉
野呂・・・・・太田恭輔
ヤンパ・・・・鎌倉太郎
堀田・・・・・蘭 真人

<ストーリー>
 夜道を走る1台の車。6人の男たちは目的地の銀行にたどりつくと、全員不気味なマスクをかぶり、一斉に銃を振り上げ、段取り通りにガードマンたちを押さえ込む。すべてはうまくいくかに思えたが、一発の銃声が・・・
 話は1月前にさかのぼり、銀行からほど近いクレープ屋。
栗栖[クルス](佐藤)と橋野(山本)はここから地下を掘り進めて銀行の金庫室に侵入する計画を立てる。集められたのは、栗栖の知人で栃木なまりの甲斐(金子)、寡黙な野呂(太田)、イラン人のヤンパ(鎌倉)、引きこもりの堀田(蘭)。
 穴堀り作業は挫折し、栗栖たちは強盗作戦に切り替え予行演習を繰り返す。だが、遠く離れた場所でふとした事から事件を予知した心理学者の通報で警察が動き出す。さらに作戦当日は、金にこまった別の3人組とヤクザも現場に登場、混沌とした中、事件は思わぬ展開に・・・。

<解説>

 メインストーリーはクレープ屋を隠れみのにした6人組だが、作戦当日の1月前からさかのぼる間にいくつかのサブストーリーが組み込まれている。
 デビルマンやシャアなど人気アニメの悪役キャラたちが勢ぞろい、最も悪い奴を指摘し合う「徹底討論いい奴か悪い奴か」、おバカなヤクザ3人組がハチャメチャな地上げ戦を展開する「ヤクザの場合」、捜査一課の刑事たちがやたら全員でこける「新喜劇デカ」の他、予知能力を持つ少年が見るくだらない夢の世界を描く「超能力少年オサム」など。
 これらのストーリーは全て最後は不思議な糸で操られ、一つの結末に向かう。
 この作品では、オープニングの乱闘シーンなどでブラボー史上初めて5人もの客演が登場し、かつてない迫力ある殺陣が実現。 とても関係あるとは思えない各シーンの繋がりがエンディングに向けて次第に明らかになる構成とともに、好評を頂きました。
 
 
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